名刺交換
名刺交換をした。名刺交換するということは初対面ということだ。だから何を話すかは苦労する。特にサラリーマンの新人時代には話題に苦労した。しかし、名刺には初対面でも話題に事欠かない情報がたくさん詰まっていることに気づき、初対面に抵抗感は無くなった。
「会社名の由来」「氏について、さては源氏か平氏か」「名前の意味、親はどんな期待を込めて名付けてくれたのか」などたくさんの情報がつまっているから、20分から30分は軽く会話が弾む。結果、記憶にものこりやすい。
今回、男性と名刺を交換し話をはじめたら、名刺のすみに 卒業大学名 が書いてあった。同窓だった。学部を聞いたら彼は商学部。うちの大学の学生につけられる学籍番号は、6ケタ。2ケタの後にハイフンをはさみ4ケタの番号がつづく。●●ー〇〇〇〇という感じだ。そして最初の2ケタの番号は、卒業年度を意味する。
だから、同窓生だと学籍番号を尋ねる。彼は、「22」。ということは2022年卒業だ。私は、「83」。彼とは40年弱の年齢差があるが先輩である。当然に私が通っていたころと、Hさんの時代はいろんなものが大きく変化がある。変わったものと変化していないものもある。
大學には、私は最近でも近くを通ると、学食などに立ち寄り食事をすることがある。大学の周辺の街並みは大きい変化がある。キャンパスは、建物の配置には変わりがなかったりもする。ただ、建物自体が建て替わり新しい。図書館なども近代的だ。
私が通っていたころは、10分ほど歩くとすぐに海岸があったとか。当時福岡市営地下鉄が開通したとか。彼に話をすると驚いていた。
そして、チューリップの財津和夫さん知ってるかを尋ねる。なぜなら財津和夫さんは、わが大学卒業のアーティストだ。彼には当然ピンとこなかったから、スマホでチューリップの「夢中さ君に」を検索してもらった。こんな歌詞がある。「真っ赤な車でいつもやってくる そよ風に髪がよく似合う女の子 本をかかえてぼくの眼の前を すまし顔ですぎると キャンパス へ消えていく」と、まさにこの キャンパス は、私たちが歩いたキャンパスなのだ。
これを伝えるとHさんにも臨場感がわいてきたようだ。