南へ

車を南へ走らせる。夏至に近い夕方、よく通る道だがこの時間を通ることはめってにない。右に見える空は明るい。ところどころに浮かぶ雲の下のほうは赤く染まっている。空と山のコントラストがくっきりとしている。山の稜線には一定の間隔で、鉄塔が並んでいる。

左には、水を張った田が広がる。市民球場の照明があかるく光る。家路を急ぐ車が、私を追い越す。

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