災難をよける法

「般若心経講義」高神覚昇著から。

良寛さんが「災難を免れる法如何?」と尋ねられ答えた言葉が、「病気になった時には、病気になった方がよろしく、死ぬときには、死んだ方がよろしく候。これ災難を免れる、妙法にて候」という。

つまり、災難を怖れて、それをいたずらに回避することなく、あくまでも災難にぶつかって、これにうち克ってゆくことだ。病気にかかった時、むやみに早く全快したいと焦らずに、病気をいたずらに自分を苦しめる悪魔と考えずに、天使と思って、病気と一つになるれというのだ。

般若心経が、「戦え」と説くとは考えていなかった。様々な問題が自分を苦しめる悪魔ではなく、天使と思えるように訓練しよう。

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