香り

ぎこちない手つきでネクタイを締め スーツを着る 今日はサラリーマン初日 

 社員寮には昨日到着したばかり 知らない街にやってきた これから同期社員と駅に向かう 生まれて初めて経験する地獄のラッシュアワーを体験するとも知らずに

 寮を一歩でると 春の香り 何とも言えない甘い香りが身を包む この香りはこれまでにも嗅いだことはあるが 今日は特別に感じる

 これまでは 樹や花にはさほど興味はなかった のちにこの香りが沈丁花のものだと知る いま沈丁花を植えようと新しい苗との出会いを待っている 

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