⑭ 地盤、看板、カバン
私はどうしても政治家になりたいと思った。
確かに障害がある。
1つは、地盤がない。選挙区と後援会がない。
2つは、看板がない。知名度がない。
3つは、カバンがない。資金力がない。
しかし、私は決してあきらめない。できる限りのことをしてみよう。ただし、これまでの政治を打ち破りたいと思う私は、既存の方法は取りたくない。政治家の秘書になり、立候補の機会をうかがうというような。
地盤、看板、カバンのうち、どれが最も自分の力で手に入れることができるか。知名度である。知名度をあげるために、SNSを活用して活動を始めた。
結果はこうだ。政治家なんてどうでもよくなった。別の方法で世の中をかえることにした。