私の言い分が採用されたら天国、採用されなかったら地獄。
実はこういうことだ。相続で兄と争っている。父は相続で兄弟同士が争うことが無いようにと、兄には生前に贈与を行い手厚い援助を行った。そして遺言書を作成した。わたしは、可能な限り父に寄り添い介護を行い、最期を看取った。「お前がいてくれたから、最後まで幸せだった」と言ってくれた。
ついに家庭裁判所での審判の日がきた。若い女性裁判官は、私と兄、それぞれの弁護士に向かって、発言した。私の言い分を受け入れてくれたのだ。しかし、しっくりといかないものが、心に残ったのはなぜだろう。採用されたが、完全に天国ではない。