8分でわかる 人を動かす心理テクニック 人は暗闇の中では親密を増す
- 1 どんな本
- 2 ここが すごい
- 3 相手のしぐさからホンネがわかる
- 4 人は見た目で判断される
- 5 服の色で印象をコントロールできる
- 6 視線で相手をコントロールする
1 どんな本 心理学者である 樺旦純(かんば わたる)さんが さまざまな暗示トリックについて記した本 これほどたくさんのテクニックがあるんだと驚いた 『世の中には 人を動かせる人と 動かされている人の2種類しかいないのだ 人生は短い であるから スムーズに人をうごかし 自分の意見にイエスと言ってもらうテクニックを身に着け一生の武器にしてほしい』としている
『面白いほど 人を動かせる 暗示トリック』 樺 旦純 著
2 ここが すごい いくつかは聞いたことのあるテクニックもあるが これほど多くのテクニックがあるということに驚いた しかし 私自身 ビジネスをはじめとした場面で 心理テクニック を応用して 話をスムーズに進めたいと考えるが 簡単にはこれらのテクニックを遣うことは難しい 訓練が必要だ タイトルは 人を動かす となっているが 自分が思うように動けていない 反省 数多くのテクニックが記してあるが 実践しやすいと思われるテクニックを上げてみる
3 相手のしぐさからホンネがわかる 人間の言動には 常にホンネと建前がつきもの そして何気ない動作にすべてが現れるとしている どのような 言動がどのような意味を持つかを覚える必要があるが これは 日常のさまざまな場面で 相手のしぐさに気を付けていればいいし 自分自身もやってしまっているのだから 人間のしぐさの意味をマスターできると考える 【腕を組む】相手を自分のテリトリーに これ以上たち入れさせまいとする姿勢 【指で鼻に触れる】鼻の脇に指で触れるのは「疑い」のサイ しきりにこするのは「断り」鼻の下に指をあてがったら「不快感」のサインという 【机の上に手を広げている】リラックスしている【口を閉じて微笑する】笑っていても 断りの気持ちを表していることが多い など例が記してある
4 人は見た目で判断される 服装が他人に与える印象は 想像以上に大きい 男性の場合であれば 【ネクタイとスーツ】を着用すれば 信頼できると人間になるらしい ここで 思うのは お笑い芸人達が スーツにネクタイ なんですよね あれって どういう風に 視聴者に思い込ませたいんでしょうね 街中で【制服】を着た警察官に呼び止められたとき ニセ者の警察官である可能性を疑う人などいない 犯罪に利用されることがある また制服を着ると 自分自身が仕事モードに入りやすいということもある であるから 『制服は 見る物にその人のイメージを印象づけるのみならず 着ている人間の行動や心理そのものを変えてしまうことができる』
5 服の色で印象をコントロールできる 4で服装が人に与える影響は 大きいとしているが さらに服の色で印象をコントロールできるという 色彩は それを見る人間の心理に微妙な影響を及ぼすので これを積極的に用いることにより 自分の印象をコントロールすることができるというのだ 色がもつそれぞれの意味は 本書を見ていた代替が 例えば「赤」は積極的や熱烈の意味を持っているので アメリカ大統領などは パワータイとして赤を遣うことが多いようだ 次回服を買う機会があれば すこし意識してみたらいかがか
5 視線で相手をコントロールする これは練習が必要だと思う 相手のホンネを探るためには 相手の目をみることができるようにならなければならない 視線の向きに表れる心理状態は次のように分類することができる
P | 親が子に対するときのような心理状態 | 下向きに見下ろす視線 |
A | 知的判断のできる冷静沈着な大人の心理状態 | 水平な視線 |
C | 自己中心的で無邪気な子供の心理状態 | 上目づかい |
これを意識できるようになれば 例えば 上司と部下が向かい合っとき 上司の視線は自然と部下を見下ろすような視線になっている ということは 上司は部下に対して威厳を保とうとするために「P」の要素が強くなっているということ
本書には 相手にイエスを言わせるテクニックも当然に書いてあるが これを遣うためには 訓練が必要である ピックアップしたものは 日頃意識すれば身に尽くし 服を購入する機会があれば すこし意識すればよいと思う まずはここから始めましょう