8分でわかる 知的生産を100倍にする方法 「自分より下手な人はどれくらいいるか』ではなく『トップはどうやって上達しているか』を知るのだ
- 1 どんな本
- 2 知的ストレッチの基本3原則
- 3 考える
- 4 これは 独特
- 5 さあ 高めよう 知的生産力
1 どんな本 タイトルにある知的ストレッチ 例えば 前屈 初めのうちは手の先が膝くらいまでしか届かなかったとしても 毎日練習をつづけると 手が床につくようになるものである ストレッチと同じ理屈で 知的ストレッチを続けていくことによって 知的生産力をあげることができる この知的ストレッチの方法を書いた本である
2 知的ストレッチの基本3原則 ①インプットは必ずアウトプットを前提にする ②うまくいった諸先輩の方法をどんどんとりいれる ③ おのれを知る ことである
『知的ストレッチ入門 すいすい読める 書ける アイディアが出る』 日垣 隆 著
①インプットは必ずアウトプットを前提にする アウトプットにつながらないインプットはムダであると肝に銘ずること アウトプットの力を磨いてゆけば 自分にとって重要な情報と自然に出会えるようになる アウトプットする力を向上させるためには 周囲の人から質問されたら必ず「打ち返す」という習慣を身に着ける ②うまくいった諸先輩の方法をどんどんとりいれる 他人が開発した「使える知恵や技術」はさっさと採り入れてしまうこと ③おのれを知る 何かを変えていくときに 忘れてはならない視点は 「おのれを知る」ことである
3 読む まず素直に読むことを心がける 誰かの全集を読み通す経験はしておいてほうがいい これは 本を読むという行為は 書いている人の脳の中にいったん入ることに他ならないから 全集に一度ずぶずぶと入ることは 非常に高いトレーニングになるからである 本を読むときに 記憶補助のために 線を引いたり 付箋を貼ったりする この付箋の貼り方については 成功者の多くが工夫しているが 日垣隆さんは 次のようなルールをつかっているという ①著者の主張に沿って「おもしろい」と思った箇所 = 本の角を小さく折る ②こちらの関心に沿って「使える」と思った箇所 = 上部に付箋 ③そこに紹介されている文献を手に入れようと思った箇所 = 横に付箋
4 考える 「考える」を最も効率よく深くこなす行為は 「書く」と「話す」でありできるだけ多くアウトプットすることが インプットの効率性を高める王道である
5 これは 独特 世の中のメモに関する言説には 2種類ある 「とにかくメモれ」派と「いちいちメモをしなければならないものは大したものではない」派 日垣隆さんは 言う これら両方とも間違っている 理由は 個人差があまりにも大きいからであり 結局 メモは おのれの記憶力の良さ 悪さ を知ることなしに的確にはな なしえないのである であるから 自分が役に立つ方法でメモをするということが最も肝要である
6 さあ 高めよう 知的生産力 知的生産力を高める 魅力的な言葉ですね 前述のように知的生産力を高めるためには 前屈の例で記したように ストレッチを継続することが必要である そして 地道に努力すればいいというものではなく 知的ストレッチの3原則を利用して効率的に 行うことが必要である