8分でわかる 交渉術 交渉するときは 下心をもって 計算ずくで行動するのが なぜ悪い と開き直れ
- 1 どんな本
- 2 思わずYESと言ってしまう魔法の話術
- 3 今日からすぐに実践しよう
- 4 練習して実践しよう
- 5 「ブラック」とか「悪魔の」という言葉がタイトルにつくと気になる
1 どんな本 言わずと知れた 内藤誼人(ないとうよしひと)さんの 人たらし シリーズ 日本人は 「交渉」という言葉を聞くと 自分が一方的に折れることや 我慢することを想像するかもしれないが 『下心をもって 計算ずくで行動するのが なぜ悪い」と開き直るぐらいで 交渉することが必要であり 「ビジネスの世界では 道徳を踏み外したことをしない限り ずるい と言われるのは 賢い ということを理解してほしい』として 様々な交渉術を記している
『人たらしのブラック交渉術』 内藤誼人(ないとう よしひと)著
2 思わずYESと言ってしまう魔法の話術 事例を示しながら さまざまな交渉術が記してある このすべてが 一朝一夕に 身につくものではない そこで 当方の主観で 今日からすぐに実践しやすいもの 時間をかけて身に着けるほうが良いと思われるもの に分けて それぞれ3つずつ紹介してみる
3 今日からすぐに実践しよう ① まずは 知り合いになること 『人は誰でも 自分の身近な人に対しては とても親切なのである』 旅の恥はかき捨て ではないが 『どうせ二度とあわないと思われる人には 失礼なことが出来る』 であるから相手に 私たちが知り合いであると思わせなければならない そのためには 相手のついての事前の調査が必要であり ビジネスの場合なら メールや電話でのやり取りをしっかりとしておくことで根回しができる ところで 誼人さん 「誼」という意味は「親しい交際」や「したしみ」であるというう まさに 名前の通り したしみをもつ人 すぐに知り合いになれそうである ② 1回目の「NO」には意味はないい お客に「いらないよ」と言われても すぐに引き下がってはいけない なぜなら お客が「NO」と言うのは 無意識的な反応であって 別に深い意味はないからであるとしている 私たちは 相手から「NO」と言われると がっくりと肩を落とすことが多いが そんなのは必要ない こう言われたら軽く聞き流して 取り組む ③まばたきの回数に気を付ける 人間は 心理的に動揺すると まばたきの回数が増える そこで 『強調すべき箇所を話すときには 相手の目を見据えて 自分の目をそらしたり つむったりしないことが大切である』としている
4 練習して実践しよう ①自分のセールスポイントは1つに絞る セールスマンは「商品ではなく 自分を売れ」といわれる セールスマンにとって 売るべきものは 商品ではなく 自分自身なのである しかし 「私は 頭がいいんです 話術も得意です 人脈もひろく やさしさでも人後に落ちません」なんてあれもこれも売り込むと 焦点がぼやけてしまい 相手に記憶してもらえないから 売り込むものを 1つせいぜい2つまでにとどめることが重要である これを今日からすぐには実行できないとしたのは すこし時間をかけて 自分のセールスポイントをまとめてみる必要があるのではないかと考えてからである ②人間関係の潤滑油は ホメ言葉 である ホメられるとむず痒いような気分になることはあっても 気分を害する人はいない 人に会ったら 無意識のうちに すぐにポンポンとホメ言葉が出てくるように 自分を鍛えておくこと わたしたち ホメるということに慣れていない ホメられることに対してもだ だから ホメる練習が必要かなと考えた また ホメられたら 素直に受け止める練習が必要か③自分が「うまくいく」と思い込めば 現実にも作用する 『商談をうまくやりたいなら 「うまくいく」ことを考えるべき』 そして『人に会う前には できるだけ明るい場面だけを想像しながらで毛ける』 これも 練習 訓練が必要と思われる まずは1日1日 継続して メンタルトレーニングをしよう
5 「ブラック」とか「悪魔の」という言葉がタイトルにつくと気になる これは 私だけかもしれないが 内藤誼人さんの本には 「ブラック」という言葉がつかわれている こういう言葉がタイトルににあると気になる 漫画やアニメをみていると 何かについて 悩む場面で 天使が現れて 「そんな悪いことはやめなさい」と しかし そこにボッと悪魔が現れて 「やれ やれと背中をおす」 人間には 表と裏 善と悪 の面をもつからだろうか 鬼平犯科帳で 「人間というものは妙な生き物よ 悪いことをしながら善いことをし 善いことをしながら 悪事を働く」と鬼平が語る場面を思い出す