8分でわかるビジネス書 チョコレートを食べて合格 

  • 1 はじめに
  • 2 なぜ独学で合格できたのか
  • 3 彼を知る
  • 4 己を知る

1 初めに 『資格試験 半年・独学 勉強法』 高野博幸著をよんで 筆者は 試験前は毎日のようにチョコレートを食べたという 目的は糖分を摂取し頭にエネルギーを蓄えパフォーマンスを高めるためだという (これは おもしろい) 流石 食事まで考えて勉強を考えている さて 勉強を始めるにあたり 専門学校に通うべきか 独学するか は迷うところである この本は この迷いを解消する助けとなるかもしれない

『資格試験 半年 独学 勉強法』 高野 博幸 著

2 なぜ独学で合格をつかめたか   筆者は公認会計士資格を一発で合格を手に入れている 『独学』を選択した理由は 試験までの残りの『半年で合格するための最善の選択肢が独学だった』という 一般的に 公認会計士資格に合格するためには予備校にいかなければ不可能といわれているなか 先入観を設けることなく 試験勉強に取り組んだために合格を勝ち取ることができた 

ポイント 勉強法に正解はない 自分に合った勉強法にアレンジする 人と違う方法だからこそ成果がでる

勉強法に正解はなく 万人に会うものはないから 自分に合う最善の勉強法を見つけるべきである 見つけるヒントは 『この方法はやりやすくてしっくりくる』という自分なりの基準でよい さらに『勉強はやればやるほど方法論やコツなどの経験がえられ 成果も出しやすくなる』

せっかく受験するなら早く合格するのに越したことはない しかしその考えかたや方法は 『自分で考えて 調べて身につけていくしかない』 予備校も参考書も合格するためのツールでしかない 『まずは試験に合格することが最優先』 このことは 勉強を始める前から 資格を取得して食っていけるのかということを気にして 結局1ミリも歩みださない人も多いが まずは試験に合格してから考えればよいのである

彼をしり己を知らば 百戦殆うからず (かをしりおのれをしらば ひゃくせんあやうからず)

3 彼を知る                  彼氏のことを知るのではない 確かに 彼のことをしることも大切ですが これは 孫子が兵法の中で説いた言葉であり さまざまな場面でつかわれる 「彼」(か)は敵のことである 筆者は 彼を知る という意味で 『試験についての全体像を知る』ことが重要であるとし 合格までの戦略を考えるために マーク試験か記述試験か 試験科目は何か 試験日はいつか 合格発表はいつかなどを調べることが必要であるとしている 試験の全体像を知り 合格までのスケジュールを立てることで 最短経路で効率的な勉強を行うことができ 全体の中で現在地の位置づけを理解することができるので 道に迷うことがなくなする 全体像は①合格者から話を聞く ②基本書を活用して 自ら 全体像は何かを考えることでつかむ

※現時点で 挑戦する資格試験が決まっているのであれば 次の表を埋めてみましょう

目指している資格試験は
試験日はいつか
申し込み期限は どこに申し込むか
試験科目は 何科目あるか
マーク試験か 記述試験はあるか
1次試験 2次試験はあるか
合格率は
どの程度の学習が必要かこれについては 必ず過去問を見て検討する
その他 敵である試験について調べるべきことは何か

公認会計士資格は 1次試験(5月に4科目)に合格した者が 2次試験(8月 2科目追加による論述試験)を受験することができる ここで筆者は 6科目 をはじめから勉強するのではなく マーク試験までは 4科目に特化して勉強したことにより 半年・独学で合格できたポイントであるとしている 

4 己を知る

① モチベーションを保ち続ける方法としては 一番合格したい試験の合間にそれに類する試験を組み込む 公認会計士試験では 簿記試験や税理士試験を組み込む

② 合格者から「合格」への近道を聞き出す  合格した人から話の中に 『合格のための正解がある』

③ 全部を理解する必要はない 試験は 決して満点を求めていない

④ 質より量を重視して1問でも多くの問題を解く ここで他の勉強法とは 大きく異なっているとおもわれることがある ※ 一般的には 問題集は繰り返しやるべきとなっているが 筆者は 『基本的には同じ問題集は繰り返さず 同じ問題集を解く時間があるのであれば 違う問題を解いた方が力がつく』としている さてあなたは どちらで勉強を進めますか 決めましょう

⑤ 基礎を固めることが重要 基礎的な知識の習得や理解につとめる方が成果が出せる 基本書を学習する際には 「どうして」「目的・趣旨」を意識して学習すること

⑥ 勉強の習慣化が必要

⑦ アウトプットを重視する 人に説明すると理解が深まる 説明する相手がいない場合には 説明するつもりで紙に書いてみる

⑧ 「1科目集中勉強法」 試験科目が複数ある場合には 1科目ずつ仕上げる

⑨ 覚えなければいけないものが複数個ある場合には まず その個数を覚えるようにして その数だけ内容を思い出す

⑩ 何がわからないかを理解する そして 間違いノートを作成して 間違えた特定部分のみを復習する

⑪ 出題者が何を意図しているかを考える 問題は 出題者と解答者との対話である 

さて 参考になりましたか 筆者が特に強調したいことは 自分の勉強法を追求して 勉強をすすめていくことが 最短で合格できるということであると考えます 早速 自分に合った勉強法を 紙 に書きだしてみましょう

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